はじめてロードバイクを購入される際、「一緒に購入すべきアイテム」と「購入しておいた方が良いアイテム」がいくつかあります。
本ページでは、安全性、利便性を踏まえ、ロードバイクライフに欠かせないアイテムをご紹介します。一緒に購入するべきアイテム | 購入しておいた方が良いアイテム |
ヘルメット
日本ではまだ自転車に乗る際のヘルメット着用は法的義務になっていませんが、万が一落車した場合に頭を守るヘルメットは最も必要なアイテムです。
当店では、安全面を考え、バイクをご購入されたお客様に、一番最初にご購入をお奨めしています。
ロードバイクのヘルメットは、街乗り用の1万円前後のものから、プロ選手が使用する衝撃吸収性の高いハイスペックなものまで、多種多様なモデルがあります。
当店では、UCIワールドチームにも採用され、軽量で、多くの日本人の頭に合うモデルを取り扱っております。
ペダル
一般的にロードバイクは、乗り手の用途に合わせて選択できるように完成車であってもペダルが付属していません。
ママチャリに付属しているようなフラットペダルと呼ばれる物の他、ロードバイクでは一般的なビンディングペダルがありますが、ビンディングペダルを使用するには、専用シューズとクリートと呼ばれる専用のパーツが必要です。
最初から、ビンディングにされる方もいらっしゃいますが、練習による慣れが必要ですので、十分にロードバイクに慣れてから、ビンディングシューズを使用されることをお奨めします。
タイムなど、一般的なシューズでも使用できるビンディングペダルもあります。
ビンディングペダルについては、コチラをご覧ください。
フロントライト/リアライト
明け方や夕暮れから夜間に走行される際、フロントライトの重要性は言うまでもありません。
都内では、真っ暗で道が見えないような環境は少ないですが、夜間走行において前方を照らして視界を確保し、路面状況の把握をするために、また前方の車、バイク、自転車、人など道路に共存するすべてものに対して自車・自分の存在をアピールするために必要なアイテムです。
フロントライトだけを装備し、リアライト(テールライト)の必要性を考慮されていない方も多くいらっしゃいます。
フロントライトの装着は、法律で義務づけられていますが、リアは、反射器材でも法律上、問題ありませんが、リアライトもフロントライト同様に重要です。前方からの障害の多くは自身で避けることが可能ですが、後方からのトラブルは避けようがありません。
後方への自車・自分の存在のアピールのためにリアライトの装備もお奨めしています。
ボトルケージ/ウォーターボトル
ボトルケージとは、ウォーターボトルを車体に装備するためのパーツです。
走行中は、ランニングなどと同様に多くの汗をかくため水分補給が必要です。常に水分補給ができるようウォーターボトルとボトルケージを装備することをお奨めしています。
ボトルケージは、ウォーターボトルの他にもツールボックスや輪行バッグ等を携行することにも利用可能です。
フロアポンプ(空気入れ)
ママチャリをお持ちの方は、すでにフロアポンプをお持ちかもしれませんが、ロードバイクは、バルブ形式が仏式(フレンチバルブ)のために多くの場合使用できません。
また近所に無料で空気を入れさせてくれる場所があったとしても、そのほとんどが仏式には対応していません。
空気圧の高いロードバイクのタイヤは、1週間程度でかなり空気が抜けるため、頻繁に空気を入れる必要があります。
ロードバイクには、仏式(フレンチバルブ)の空気圧計が付いたフロアポンプが必須です。
またタイヤに十分な空気を入れておくことが、パンク対策として有効です。
当店にお越しいただければ、もちろん無料でフロアポンプはお貸しいたしますが、日々のメンテナンスのためにもフロアポンプは必需品です。
鍵
残念なことですが、ロードバイクは、毎年数多くの盗難がおきています。
ロードバイクは、窃盗犯にとっては格好の獲物です。
ロードバイクは高額な商品で人気が高く、転売目的で盗まれるため、盗難後に見つかる可能性は限りなく低く、またパーツだけでも需要があるため前輪後輪だけの盗難も多いといわれています。
盗まれる基準はありません。数万円のエントリーロードバイクから数百万円もするような超高級ロードバイクまで、様々な自転車が盗難被害にあっています。
ワイヤー錠も安価な物ですと、ワイヤーカッターで安易に切断されていまいます。また丈夫な鍵をつけていても、電信柱やガードレールなどの動かすことの出来ない物と繋いでいなければ、鍵も壊さずに車に積まれて盗ませれてしまいます。
鍵をつけていても長時間の駐輪は、絶対にNGです。自転車から離れる際は、常に自分の自転車が視界に入るように十分に注意してください。
自分のバイクを守れるのは自分だけです!!
信頼のおけるメーカーのできるだけ丈夫な鍵を装備することを強くお奨めします。
当店は、ヨーロッパで最大シェアを誇るドイツの鍵専門メーカーのアバスの他、携帯に便利なクロップスなどのアイテムを扱っております。
ベル
ロードバイクは、完成車であってもベルは付属していません。
法律上、「道路標識に従ってベルを鳴らす場合と、危険を防止するためにやむを得ずベルを鳴らす場合以外には、ベルを鳴らしてはならない。」とされており、不要と思われている方も多くいらっしゃいますが、東京都条例では義務付けられていますので、ベルの装着は必要です。
サドルバッグ/ツールケース(ツールボトル)
サドルバッグは、サドルの後部に、ツールケース、ツールボトルは、ボトルケージに装着し、鍵、携帯用工具、予備のチューブ、携帯用ポンプ等を収納し携行するのに必要なアイテムです。
サドルバッグは、容量が300ml未満の小型から、18L超の大容量のバッグまで様々なサイズがあり用途に合わせて選べます。近年は、8L程度の少し大きめのバックが人気です。
ツールケースは、従来からあるボトル型のプラスチックケースの他に、セミハードな素材を用いたジップ開閉式で、中には仕切りがあり小物の収納がし易い仕様になったものもあります。
グローブ
サイクリング用グローブは、安全のための必需品です。
一般的な手袋とは異なり、ハンドルグリップを高め、手に伝わる振動を和らげ、手の負担を軽減します。また転倒した際のケガの予防と、汗や雨などによる滑りを抑える効果もあり、サイクリングに適した機能が備わっています。
手のひら側にジェルパッドを配し、より振動吸収性を高めたものや、親指の甲側に汗拭き用パッドを配したもの、グリップ力を高める素材や、通気性の優れた素材、UVカット素材を使ったもの、耐久性の高いレザー素材を使ったグローブがあります。
また冬用では、防水性・防風性に優れた素材を使った防寒性の高いグローブがあります。
サイズやフィット感、季節や目的、操作性など、自分に合ったグローブをお選びください。
携帯用ポンプ/タイヤレバー/チューブ
出先でのパンクに備えて携帯用ポンプとタイヤをホイールから外すためのタイヤレバーと交換用のチューブは、必須の携行品です。
フロアポンプと比べると役不足ですが、出先でパンクした場合は大いに役立ちます。
パンク修理キットも有用ですが、出先でチューブのパンク箇所を特定し、修理をするのは困難なため、チューブを交換するのが一般的です。
携帯用ポンプの他に、出先で空気を入れる道具として、圧縮CO2ボンベで空気を入れる「CO2インフレーター」があります。100回以上のポンピングが必要な携帯用ポンプと違い、一気に空気を入れることができますが、使用には慣れが必要です。
当店では、軽量コンパクトなLEZYNEのHVドライブや、CO2インフレクターと兼用できるLEZYNEのプレッシャードライブCFHをお奨めしています。
携帯用工具
必須の携行品と言えば、予備チューブやポンプなどのパンク対策品ですが、その他にも携行しておきた物のひとつが、折りたたみ式の工具セット、いわゆる携帯工具です。
出先でのトラブルはもちろん、日頃のブレーキやディレイラーのちょっとした調整や、ボルト類の増し締めなど乗車前や気が付いた時に出来るため非常に便利です。
最低限必要なものは、六角レンチ(3/4/5/6mm)、プラスドライバーです。
安価なものですと使用する際にネジ穴を破損してしまう恐れがありますので、精度の高い工具を使用することをお奨めします。
メンテナンス用品/自転車用スタンド
ロードバイクには、スタンドが付属していませんので、自宅での駐輪や保管、メンテナンスの際にスタンドがあると便利です。
スタンドは、駐輪・保管用のディスプレイスタンドの他に、メンテナンス用を兼ねたもの等、用途に合わせて様々なタイプがあります。
また近年は、ディスクブレーキ仕様のロードバイク用のスタンドもラインナップされています。
清掃には、工具の他に、チェーンクリーナー、チェーンオイル、パーツクリーナー、フレーム用洗浄剤、その他にブラシやウェス等が必要です。
サイクルコンピューター
走行時の実際の走行速度や走行距離を知ることにより、より楽しく走れます。
また、ロードバイクのトレーニングには必須のアイテムです。
サイクルコンピューターには、走行速度や走行距離を表示するものから、積算距離、積算時間、ケイデンス(クランク回転数)、心拍、斜度、天気、気温、時間、ラップを表示するもの、GPS内臓によりナビゲートできるもの、更に、それらのデータを記録としてクラウド上に保存できるもの等、用途や目的に合わせて様々な種類があります。
ビンディングシューズ/ビンディングペダル
通常、販売されているロードバイクは完成車であっても、ペダルは付属していません。
バイク購入時にママチャリやクロスバイクに付いているようなフラットペダルを購入されますが、後にほとんどの方がビンディングシステムに変更されます。
ビンディングシステムとは、ビンディングペダルとビンディングシューズと、この2点を物理的に結合をするクリートという部品で構成がされます。
メリットとしては、ペダル上の正しい位置に足を固定し、無駄のない効率性の高いペダリングを行えます。効率の良いペダリングをすることにより、長時間、長距離を走る際に疲れ
軽減し、また「引き足」ができることにより、上り坂などで立ち漕ぎ(ダンシング)をする際も有利です。
ビンディングペダルは、7,000円程度から、シューズは、各メーカー20,000円程度からラインナップされてます。
ビンディングシステムは慣れが必要なため、十分に着脱の練習をしてから公道で使用してください。
尚、当店では、ビンディングペダル、及びビンディングシューズをご購入いただいたお客様に、店内で固定ローラー台を用いて、着脱の講習を無料で行っております。